わたしの、終わらない旅

Journey without End

坂田雅子

日本/78分/2014年

『花はどこへいった』『沈黙の春を生きて』で世代を超えた枯葉剤の被害を描いて来た坂田雅子監督が選んだ新たなテーマは「核」。
福島第一原発の事故がもたらした現実に心震えながら、今は亡き母が数十年前から続けていた反原発運動の意味に、改めて気づいた坂田は、母親と自身の2世代にわたる想いを胸に、兵器と原発という二面性を持つ核エネルギーの歴史を辿る旅に出る。フランスの核再処理施設の対岸の島に暮らす実の姉を訪ね、大規模な核実験が繰り返し行われたマーシャル諸島で故郷を追われた島の人々に出会い、そしてカザフスタンでは旧ソ連による核実験で汚染された大地で生きる人々をみつめる。
広島・長崎・第五福竜丸、3度もの被曝を体験した日本。しかし「核の平和利用」を夢みて、原発を推進してきた私たちの時代。
核に翻弄された人々の声なき声を集めた、坂田雅子監督による渾身のドキュメンタリー。
作品名(日本語) わたしの、終わらない旅
作品名(英語) Journey without End
作品名(オリジナル言語) わたしの、終わらない旅
監督名・製作代表者名(日本語) 坂田雅子
監督・製作代表者名(オリジナル言語) 坂田雅子
監督・略歴 2003年夫のグレッグ・デイビスの死をきっかけに、枯葉剤についての映画製作を決意し、ベトナムと米国で、枯葉剤の被害者やその家族、ベトナム帰還兵、科学者等にインタビュー取材を行う。
2007-2008年 カリフォルニア大学バークレー校、ジャーナリズム専攻大学院に客員研究員として招かれる
2007年、『花はどこへいった』を完成させる。
作品は毎日ドキュメンタリー賞、パリ国際環境映画祭特別賞、アースビジョン審査員賞などを受賞。日本はじめ世界各地で上映されている。2011年続編「枯葉剤が残したものーベトナム、父の戦場への旅」を制作、NHKのETV特集で放送される。放送批評家協会のギャラクシー優秀賞を受賞。2011年夏、劇場版ドキュメンタリー「沈黙の春を生きて」を完成。同年9月より、東京岩波ホールをはじめ、全国各地で上映される。
2012年「沈黙の春を生きて」日本映画ペンクラブ賞、フランス、ヴァレンシエンヌ国際映画祭審査員賞、観客賞をダブル受賞、愛知国際女性映画祭観客賞、アースビジョン子供映画賞、文化庁映画賞優秀賞などを受賞。
製作年(作品完成年:西暦) 2014
製作国 日本
上映時間(分) 78分
画角(フレームサイズ) (ビデオ)16:9
カラー
上映可能フォーマット BDDVD
主な撮影地
主な撮影時期 2011年5月〜2013年12月
主な被写体人物名(登場人物)
使用言語 日本語、英語、フランス語、ロシア語、
字幕の言語 日本語、
初公開年月日(西暦) 2015年3月7日
初公開国 日本
日本での初公開年月日(西暦) 2015年3月7日
上映実績(映画祭、商業上映など) ポレポレ東中野
製作スタッフクレジット 脚本:坂田雅子
撮影:坂田雅子
編集:大重裕二
録音:小川武
音楽:柳田耕治
ナレーター:坂田雅子
製作者名(日本語) 坂田雅子
配給会社あるいは上映担当者名
(問い合わせ窓口)
シグロ
作品に関する公式ウェブサイト http://www.cine.co.jp/owaranai_tabi/
ウェブサイト以外の
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