大人の童話「津波の国から来た太郎」
A Story for Grown-ups: Taro from the Land of Tsunamis
上中淳
日本/34分/2014年
私の妻の実家は3.11の巨大津波で流され、かろうじて生き延びた義母たちも避難所生活で人生が様変わりしてしまいました。このお話は実際に身の回りで起きた不幸な出来事をもとに主人公を架空の男(太郎)に置きかえて描いたドキュメンタリーです。作者である私はこの映像を仮想ドキュメンタリーと名付けることにします。
津波で家族が行方不明になった太郎は失意の底から立ち上がり、生きる目的を求めて被災した原子力発電所の廃炉工事現場で働きます。しかし大量の放射能を被曝してしまった太郎は工事現場を追われ、行方不明の家族を求めて千里離れたトキオに行きます。仕事を探し転々とし、家族を探し歩き回る末に彼は(袋の世界)に閉じこもります。そして閉ざされた世界で暮らし続けるうちに被曝による病は徐々に彼の体をむしばんでいきます。被災の傷が癒えることなく無念のうちに亡くなっていった多くの方々にこの作品を捧げます。
津波で家族が行方不明になった太郎は失意の底から立ち上がり、生きる目的を求めて被災した原子力発電所の廃炉工事現場で働きます。しかし大量の放射能を被曝してしまった太郎は工事現場を追われ、行方不明の家族を求めて千里離れたトキオに行きます。仕事を探し転々とし、家族を探し歩き回る末に彼は(袋の世界)に閉じこもります。そして閉ざされた世界で暮らし続けるうちに被曝による病は徐々に彼の体をむしばんでいきます。被災の傷が癒えることなく無念のうちに亡くなっていった多くの方々にこの作品を捧げます。
作品名(日本語) | 大人の童話「津波の国から来た太郎」 |
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作品名(英語) | A Story for Grown-ups: Taro from the Land of Tsunamis |
作品名(オリジナル言語) | 大人の童話「津波の国から来た太郎」 |
監督名・製作代表者名(日本語) | 上中淳 |
監督・製作代表者名(オリジナル言語) | 上中淳 |
監督・略歴 | 2012年からドキュメンタリー作品を3年間で6本制作しました。初監督の「ある夏の雲」は阿倍野ヒューマンドキュメンタリー映画祭で審査員特別賞を受賞。その後も同映画祭で入賞。現在は本作品のような現実と架空の狭間で描く(仮想ドキュメンタリー)の制作をおこなっています。 |
製作年(作品完成年:西暦) | 2014 |
製作国 | 日本 |
上映時間(分) | 34分 |
画角(フレームサイズ) | (ビデオ)4:3 |
色 | 一部カラー |
上映可能フォーマット | |
主な撮影地 | |
主な撮影時期 | |
主な被写体人物名(登場人物) | |
使用言語 | 日本語、 |
字幕の言語 | 英語、 |
初公開年月日(西暦) | 2014年8月15日 |
初公開国 | 日本 |
日本での初公開年月日(西暦) | |
上映実績(映画祭、商業上映など) | |
製作スタッフクレジット |
脚本:吉田拓也、上中淳 撮影:岡野利通 編集:山口恵一 録音:熊倉義男 音楽:プラネット岡田 |
製作者名(日本語) | 上中淳 |
配給会社あるいは上映担当者名 (問い合わせ窓口) |
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作品に関する公式ウェブサイト | 作品URL(視聴可) 日本語版:https://www.youtube.com/watch?v=S-JxjP4xYXE、英語版 English subtitled version: https://www.youtube.com/watch?v=zQixQ1dZNNI |
ウェブサイト以外の オンライン・アクセス |
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過去YIDFFにおける本作品の上映 | ありません |