私たちにできたこと できなかったこと
What We Achieved and What We Didn't
岡崎孝
日本/30分/2011年
あなたは善人ですか、悪人ですか?例えば東日本大震災の被災地に長期間滞在し、ボランティア活動を続けている人は、誰が見ても善人でしょう。逆に被災者のための募金と偽って、お年寄りや子どもから金品をだまし取れば、間違いなく悪人です。しかし、日本国民の圧倒的多数は、「善人」でも「悪人」でもなく、「どちらかと言えば善人」「時には善人」と分類されるのかもしれません。あなたは震災のニュースに涙を流し、街頭での募金活動を見かけるたびに小銭を寄付し、「頑張ってください」と声をかけた直後、コンビニでおにぎりが並んでいる棚の奥に手を突っ込んで、一番新しい商品を無理やり取り出したことがありますか?私は、あります。「これでいいのだ」と肯定はできないけれど、震災からの復興の鍵を握っているのは、こうした人たちだと思います。なぜなら彼ら、彼女らは圧倒的多数だから。「どちらかと言えば善人」「時には善人」という人たちが、ほんの少しだけ、これまでより積極的に行動するきっかけになれば…。そう願いながら、私が住む山形市で、この作品を撮ってみました。
作品名(日本語) | 私たちにできたこと できなかったこと |
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作品名(英語) | What We Achieved and What We Didn't |
作品名(オリジナル言語) | 私たちにできたこと できなかったこと |
監督名・製作代表者名(日本語) | 岡崎孝 |
監督・製作代表者名(オリジナル言語) | 岡崎孝 |
監督・略歴 | 1960(昭和35)年、秋田県生まれ。山形国際ドキュメンタリー映画祭には第1回から携わり、映画祭を支える市民グループ「YIDFFネットワーク」の一員でもある。「Documentary Box11」に「台湾の民主化、映画の民主化、『心』の民主化」を執筆した。その他、主な著述に「東北学02」(東北芸術工科大学 東北文化研究センター発行)掲載の長文エッセー「『3・11』後、映像作家にできること」などがある。本作が監督第1作であり、続いて『こんなマンション、住みますか?』(2012年、9分)、『人間(じんかん)』(2013年、88分)を監督。第4作の『防災やりたい!彼女たち』(2015年、97分)は、同年9月、東京都渋谷区主催のBOSAI Fes'で初上映された。山形市在住。 |
製作年(作品完成年:西暦) | 2011 |
製作国 | 日本 |
上映時間(分) | 30分 |
画角(フレームサイズ) | (ビデオ)16:9 |
色 | カラー |
上映可能フォーマット | DVD |
主な撮影地 | 山形市 |
主な撮影時期 | 2011年3〜5月 |
主な被写体人物名(登場人物) | |
使用言語 | 日本語、 |
字幕の言語 | |
初公開年月日(西暦) | 2011年10月7日 |
初公開国 | 日本 |
日本での初公開年月日(西暦) | |
上映実績(映画祭、商業上映など) | ともにあるChinema with Us in神戸、同宮城パート2(仙台市)、同東京(港区) 防災カフェinバンナ(沖縄・石垣市) 第3回東北文教祭(山形市) 防災マザーズカフェ(横浜市) |
製作スタッフクレジット |
撮影:岡崎孝 編集:岡崎孝 |
製作者名(日本語) | 岡崎孝 |
配給会社あるいは上映担当者名 (問い合わせ窓口) |
岡崎孝 |
作品に関する公式ウェブサイト | |
ウェブサイト以外の オンライン・アクセス |
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過去YIDFFにおける本作品の上映 | YIDFF 2011 |