還ってきた男 -東京から福島 しあわせへの距離-

A MAN WHO RETURNED -The distance to Happiness, from Tokyo to Fukushima-

竹内 雅俊

日本/74分/2012年

還って来た男原発事故の避難者・金成政道さんは、塾経営をしていた。生徒達は同僚に任せての東京避難だった。金成さんは福島に戻るのか東京に留まるのか分からない。東京の友人達に会い、再起する為の動きをする。しかし中途半端でもあった。金成さんは、永遠に繰り返す時間の歪みに捕らわれているように見えた。
金成さんが福島へ帰郷することになった。道中に、地震、津波、そして原発事故の爪痕を実感する。金成さんの帰郷の目的。福島の家を売るということもその一つだった。やはりもう福島に住むことは考えていないのだ。経営していた塾は同僚が代表に、福島での所属団体の役職も、降りる手続きを行った。しかし会う人によって、”すぐに福島へ帰る”と笑いながらも苦しげに語る。福島で多くの人々に会い、話す金成さんは、何かを背負っているように見えた。それは地震や放射線に対してだけではない。金成さんは、逃げたと言われることを恐れているように見えた。
作品名(日本語) 還ってきた男 -東京から福島 しあわせへの距離-
作品名(英語) A MAN WHO RETURNED -The distance to Happiness, from Tokyo to Fukushima-
作品名(オリジナル言語) 還ってきた男 -東京から福島 しあわせへの距離-
監督名・製作代表者名(日本語) 竹内 雅俊
監督・製作代表者名(オリジナル言語) 竹内 雅俊
監督・略歴 1966年東京生まれ。高校時代から自主映画を監督、数々の賞を受賞。大学在学中より照明部として多くの作品に関わる。映画『大霊界』をきっかけに演出部になる。1989年3月、早稲田大学第一文学部演劇専修を卒業。大木淳吉監督の依頼でコダイにて脚本や企画を書き、実相寺昭雄監督の紹介でテレビプロダクション・タキオンへ入る。その後、フリーのディレクター、映画助監督として活動をする。 1994年、東映教育映画にて監督に昇進。『およその考えを生かそう』(16ミリ・東映)1997 年、35ミリ劇映画『暗殺者』で、マンチェスター国際FFFにて2nd、サレルノ国際映画祭にて特別賞、マンハイム・ハイデルベルグ映画祭でコンペ作品。 1998年サンクトペテルブルグ国際映画祭での招待を経る。その後『算数すきになれるかな』『家庭科シリーズ-家族-』『セッちゃん(重松清原作ビタミン F)』等で教育映画祭優秀映画賞を受賞。『人権と向きあう 違いをみとめあうために 』など、人権問題に関する作品など様々なドキュメンタリーを監督する。
製作年(作品完成年:西暦) 2012
製作国 日本
上映時間(分) 74分
画角(フレームサイズ) (ビデオ)16:9
カラー
上映可能フォーマット BDDVD
主な撮影地 福島、東京
主な撮影時期 2011年4月18日〜2011年11月3日
主な被写体人物名(登場人物) 金成政道
使用言語 日本語、
字幕の言語 英語、
初公開年月日(西暦) 2013年10月11日
初公開国 日本
日本での初公開年月日(西暦) 2013年10月11日
上映実績(映画祭、商業上映など) TED(札幌にて ショートバージョンのみ)、
山形国際ドキュメンタリー映画祭
製作スタッフクレジット 脚本:竹内雅俊
撮影:笠原晋
編集:相沢謙吉
録音:チームとりい
音楽:選曲・一部松本俊行
ナレーター:字幕形式
その他:英訳 渡辺一孝
製作者名(日本語) 陶久英治、青山蔵之介
配給会社あるいは上映担当者名
(問い合わせ窓口)
有限会社アイボット
作品に関する公式ウェブサイト http://aivot88.com/
ウェブサイト以外の
オンライン・アクセス
http://www.yidff.jp/interviews/2013/13i121-3-e.html
過去YIDFFにおける本作品の上映 YIDFF 2013
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